浜松・往路

ちょいとウメさん聞いておくれよ。

浜松を約20年ぶりに訪ねてみた。裏テーマは平日の通勤電車を上から見下ろしたかったのだ。というわけで起床は普段通り。駅に普段の10分前に到着し、パンと入浴剤を買って普通乗車券を購入。

山手線のラッシュを別世界のように眺めながら東京駅。グリーン券を熱海まで購入。4000円強。9時8分の熱海行のグリーン車2階に陣取って、いつもの下車駅を眺めながら午後の紅茶を飲む。この時点でやりたいことが終わってしまったが、グリーン車の2階から通勤風景を眺めるのはやはり気分が良い。

11時過ぎに熱海駅到着。乗り換えにちょっとだけ余裕があるので途中下車。足湯がある駅前を眺めて、タワーマンションの建設現場を眺めて、次の電車に乗り込む。いきなり5両編成。JR東海管轄なのだなぁと思いつつ車窓の風景を眺め続ける。

静岡駅の手前で乗り換え。昼食で駅前に何かあるかと思ったが本当に何もない。これが現実だよなぁと思いつつ、買ってきたパンを始発駅で食べる。浜松到着までちょっと足りないなぁと思いながら、あまり変化のない車窓を眺め続ける。ちなみにこの駅からは3両編成。

そして浜松駅に13時半過ぎに到着。吉野家の存在を確認したのだが、場所がわからず一瞬迷う。ようやくたどり着いた店内で並を食べる。空腹と寒さで非常に旨い。人心地がついて、すぐにレンタカー屋に向かう。レンタカーは24時間。8000円。公共交通機関は1時間に1本なので借りるしかない。

まず向かったのか小沢渡。見事に変わらない風景。初めて住んだときからもう23年も経つのにこれでいいのかとさえ思う。次に向かったのが新幹線高架向こうの昔の職場。こちらは見事なまでに変わってしまっていた。駐車場に車を停めて周囲をプラプラ。昔いったラーメン屋の跡形はないが、風景全体には面影が残っている感じ。

その後思い出深い本屋の跡地に行き、ストリートビューであまり見れなかったレンタルビデオ屋さんにいき、裏道を通って陸橋超えの道路へ。陸橋の先の思い出深いローソンは区画整理で道路になり、面影すらないない。ちょっと感傷的になってそのままホテルへ。駐車料金プラス500円で宿泊費5500円。部屋の窓からの風景はいままでの東横イン史上一番良いものであった。

一休みして市内へ。昔行ってた本屋は風前の灯火。昔一瞬行ったECCは綺麗になくなり、昔行っていたイトーヨーカドは潰れていた。松菱は更地になり、となりの専門店ビルもこのままじゃやばいだろうなぁという客入り。

夕飯は勇気をもってサイゼリアにいってみる。非常に狭い区画を充てがわれるが、ドリア・ポテト・ドリンクで700円は破格。そりゃ誰もマクドナルドに行かなくなるよなぁと思う。そして大変美味しいのでティラミスを追加で注文。それでも1000円。ただしカードは使えない。まぁ仕方なし。

おつりの数円を近くのお稲荷さんにご挨拶がてらお渡ししてホテルに戻る。結構疲れていたので早めに就寝。