その2
ここから転載########
で、ようやく本論にはいります。
そもそも、経営戦略の立案において、まずやるべきなのは、次の二つをセットにしたものです。
●厳しい現実を直視する
●「最後には必ず成功する」という信念を持つ
つまり、一切の希望的観測を捨て、どんなに絶望的な現実からも、決して目を背けず、直視することです。
そして、そのような厳しい現実にもかかわらず、最後には必ず「すばらしい人生」にできるし、してみせる、という信念を持つことです。
この厳しい現実には、自分の運動神経の鈍さとか、頭の悪さとか、容姿の悪さとか、劣悪な家庭環境とか、今後斜陽になるかもしれない日本経済とか、醜悪な大人の嫉妬心、傲慢、政治ゲームも含まれます。
そして、まず、子供に対して大人がやるべきなのは、大人の世界の真実を、子供に見せることです。
そのとき、注意しなければならないのは、必ず、次の二つをセットで見せることです。
●大人の世界の汚い現実を見せる
●その汚さの中に浮かび上がる、美しい真実を見せる。
このとき、次のようなポイントを意識する必要があります。
●子供は、真実を知りたがっている。
●子供は、欺瞞のある大人と、真に誠実な大人の違いを感じ取る。
●子供は、子供用の回答ではなく、大人用の回答を知りたがっている。
たとえば、小学生の女の子は、大人と同じお化粧をしたがります。
いかにも子供用のデザインの携帯電話ではなく、大人用の携帯電話を欲しがります。子供は、大人の世界を味わいたいという欲求を持っています。