地震初日

ちょいとウメさん聞いておくれよ。

前日の夜中の12時まで内覧会準備。そして当日13時から無事内覧会スタート。14時過ぎ、一旦事務所に戻り「17時をもって俺の池袋での任務が完了する!!」と3年間一緒に動いてきた同僚に宣言。そうそう、ここで初めて書くけど矢口渡に行くことになった。4月から。というわけでこの内覧会が池袋の最後の仕事ってのは本当だったのだ。

14時45分。会場を別件の試食会場調整で事務所に戻ると「地震だ!」の声。慌てて会場に戻った瞬間、強烈な揺れが始まる。文字通りギリギリ立てるレベル。館内からは異常な軋み音がする。仮設スピーカーを倒さないようにしているスタッフを呆然と眺めながら、来るべき時がきたなぁと思いながら数分。

お客様が本能的に出口に行こうとしているのを見て、とっさに誘導開始。その直後に全館避難指示。一旦お客様を外に出して、従業員を1箇所に集めて、今後の方針指示の時に、いきなり大きな余震。エントランススタッフと共に入り口に走る。お客様全員しゃがんでいるのに、小さな悲鳴。

結局、この日は15時半で閉園。けが人などは1名も出なかったのは本当によかった。避難訓練も無駄ではなかった。

さらに都内の交通機関が麻痺。みんな帰れない。

でも自宅が徒歩圏というわけで、大変申し訳ないが18時に帰宅。帰りのコンビニは全滅してたが、スーパーはサトウのごはんが並んでいる余裕はあった。5個入りではなく、3個入りを選択。そして乾電池は山のように売っていた。今考えるとここで何を買うかが勝負の分かれ目だったのであろう。

午後9時。翌日の営業休止の連絡。そりゃそうだ。